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砂浜の風紋

『砂浜の風紋』とは、砂のさざ波とも言われる波状の縞模様のこと。

12月の風が強いある日の事でしたが、鵠沼海岸で用があり、海に近い場所だったため、ついでに海を見にビーチに行ったときでした。

あまりにも強い風で砂ぼこり、砂まみれになりながら、右手に綺麗な富士山を眺めながら海を見ていたところビーチの景色の変化に気づきました。

数日前に同じ場所で見た景色とは何か違う。

まずは、ところどころに小山のような砂丘が出来上がっていることに気づきました。

そして、あとから気づいたのが、そこには筋状の模様がついていることでした。

なだらかな小山にはなめらかな線状の模様が続いて見えているのです。

人のいないビーチでひっそりと描かれていた砂のアートに砂まみれになりながらしばし立ち尽くしながら見入ってしまいました。

 

風紋ができるには条件が必要とされているそうで、乾いた状態の砂が風速5m~10mほどの風によって動かされること。

そして砂の形状も同じくらいの粒子で形成されていることなどが条件だそうです。

たしかにビーチのどこでも風紋があった訳ではありませんでしたし、数日間天気の良い乾いた状態であった時期でした。

風の強い日は海に行くのを避けがちでしたが、思いがけずに巡り合った感動をまた見に、風の強い日を狙って行ってみたくなっている今日この頃です。