七里ガ浜に家を持つ!
今回は、海に近い一軒家、戸建てを希望する方々向けに、エリア情報として「七里ガ浜編」をご紹介してみたいと思います。
どうぞお付き合いください!
湘南においても、その美しい海と景観は七里ガ浜抜きには語れません。
海から続く分譲地には湘南のライフスタイルを体現している人たちの個性豊かな住まいを垣間見ることもできます。
七里ガ浜とは
七里ガ浜は、神奈川県鎌倉市南西部にある相模湾に面した映画”稲村ジェーン”でも有名な稲村ヶ崎と小動岬の間にある2.9kmほどの海岸の名称です。
と同時に鎌倉市の町名でもありまして、七里ガ浜1丁目及び2丁目並びに七里ガ浜東1丁目から5丁目で成り立っています。
そして、七里ガ浜は、海と並走する江ノ電や海の目の前の駅の景色など特に印象的なイメージを持たれている方も多い場所だとも思います。
七里ガ浜分譲地の歴史
2023年現在、七里ガ浜1丁目及び2丁目並びに七里ガ浜東1丁目から七里ガ浜東5丁目には、約2,500世帯・6,000名ほどが居住しています。
海の南側に拡がる元丘陵地であった土地は、西武鉄道によって1960年頃から開発が始まりました。
七里ガ浜始め、西鎌倉や逗子ハイランドなどの鎌倉周辺には、このように西武鉄道グループが開発した土地が多くを占めています。
そのため当地七里ガ浜においても、海の目の前の鎌倉プリンスホテルや併設する七里ガ浜ゴルフ場、そして後述いたします分譲地内の西友など西武資本がしっかりと根付いています。
なお、交通のアクセスとしては土地開発以前より江ノ電が通っていましたので、分譲地に住む人たちは主に江ノ電を利用しています。
分譲地を広く占める七里ガ浜東アドレスからは駅まで徒歩で5~15分ほどですのでアクセス的には便利だと思われます。
鎌倉駅まで電車で約15分、藤沢駅まで20分ほど。通勤通学の大切な足になる江ノ電ですが、土日祝日の特に観光客利用のための混雑ぶりはすさまじく、住民にとってはかなり不便を感じてしまうと思います。
七里ガ浜の建築協定、住民協定について
鎌倉市内には、住民の皆さんが住環境や利便の維持・増進等を図るため、法律で定める基準以上の基準や土地・建物についての取り決めを定めている地域が多く存在しています。
七里ガ浜の分譲地にも住民協定が置かれており、主な協定内容としては以下があげられます。(丁目によって詳細は相違してまいります)
・寮・長屋不可
・店舗併用住宅不可
・屋上はできるだけ設けない
・土地の分割不可
土地の分割については、実は拘束力ほどのものは無い紳士協定なのですが、この街並みを見るに、土地を分割せず次世代に引き継いでいく事が「ヴィンテージ分譲地」として熟成していくためには欠かせないものと私は考えています。
七里ガ浜には、広い土地をそのまま引き継ぐに値する人たちが新たに入ってこられていますし、街も寂れた感じなど一切感じられません。
良好な住環境を持続継続するためにも、今こそ理解ある土地、中古住宅購入が求められているのではないでしょうか。
七里ガ浜の楽しみ方
七里ガ浜の楽しみ方は何といっても海と切り離すことはできません!
七里ガ浜の海岸までは場所により歩いて1-2分から可能ですし、分譲地のはずれからでも15分ほど。
サーフィンにおいては著名なポイントが多い場所ですので、特にロングボーダーには必見の場所です。
七里ガ浜というか鎌倉エリアの人気スポットの一つで、当地のランドマークでもある海の目の前に建つ「WEEKEND HOUSE ALLEY」。
「RHCロンハーマン七里ヶ浜店」や、パンケーキ人気の火付け役「bills七里ヶ浜」などあります。
それと海の駐車場にある雰囲気のある「パシフィック・ドライブイン」も味、ボリュームともお薦めの人気スポットになっています。
海沿いの134号線には、”アマルフィイ・デラセーラ”など海を眺めながら食事を楽しめる人気のレストランなども多く、観光客のみならず以前から足繁く通われる地元の住人の方々も多く訪れる場所でもあります。
七里ガ浜分譲地でのお買い物やお食事など
分譲地内には商店が集まる一角があり、前述のスーパー「西友七里ヶ浜店」や、隣接してドラッグストア「ココカラファイン 七里ヶ浜店」もあり、日常的なお買い物には困りません。
食堂も海沿い134号線で有名なカレーの名店「珊瑚礁 本店」が当分譲地内にあり、いつも賑わいを見せています。
その他、お寿司屋さんなどもあります。
七里ガ浜の物件の特徴
七里ガ浜は、海からの丘陵地となっており、海抜25メートルほどの場所に分譲地が拡がっています。
丘陵地なので海からは若干の坂道が続きますが、登り切った分譲地内はさほど高低差は感じられず、ひな壇や擁壁のある宅地はさほど多くはないイメージです。
分譲地が開発されてから50年ほどが経過しますが、古い住宅が少なく、建て替えによって新しくなったセンスある湘南らしい住まいが多く見られます。
七里ガ浜の売地・売り戸建ての販売状況
2023/08現在での売地、売り戸建ての販売状況をざっと抜粋しますと以下のような感じになります。
七里ガ浜1丁目
坪単価92.39万円、土地面積48.49坪
坪単価105.51万円、土地面積170.59坪
坪単価284.47万円、土地面積62.16坪
七里ガ浜2丁目
坪単価118.12万円、土地面積67.13坪
坪単価111.34万円、土地面積71.67坪
坪単価185.03万円、土地面積35.02坪
七里ガ浜東2丁目
坪単価118.12万円、土地面積59.89坪
坪単価150.85万円、土地面積78.22坪
坪単価115.91万円、土地面積64.70坪
七里ガ浜東3丁目
坪単価97.2万円、土地面積60.49坪
坪単価99.84万円、土地面積60.49坪
七里ガ浜東4丁目
坪単価111.45万円、土地面積67.11坪
七里ガ浜東5丁目
坪単価97.2万円、土地面積60.49坪
坪単価120万円、土地面積58.25坪
坪単価92.59万円、土地面積75.38坪
下記に2019年1月に調査したものがありますので見比べていただきますと、中心価格帯は6-8千万円台と変わらないのですが、坪単価では、2019年当時が60~90万円台の物件が多くなっていましたが、
2023年現在では、90~120万円台と坪単価のみでの比較においては、おおよそ30%以上、ピンポイントでは倍ほども値上がりしています。
コロナ期間の湘南、特に海近物件の人気高騰が大きく反映されたものになっていると思いますが、鎌倉市内内陸地の旧分譲地では一部を除きほぼ横ばいであることを鑑みると当地七里ガ浜の人気の底堅さを改めて裏付けた形となっているのではないでしょうか。
2019/01当時の調査
七里ガ浜1丁目
坪単105万円、土地面積147.33㎡
55.3万円215.32㎡
41.9万円632.51㎡
七里ガ浜2丁目
坪単価89.87万円、土地面積238.37㎡
79.6万円240.94㎡
95.8万円206.55㎡
七里ガ浜東1丁目
坪単価126万円、土地面積214.38㎡
99.69万円215.10㎡
七里ガ浜東2丁目
坪単価78万円、土地面積296.44㎡
73.39万円297.30㎡
七里ガ浜東3丁目
坪単価77.1万円、土地面積264.91㎡
62.08万円238.55㎡
75.99万円169.66㎡
七里ガ浜東4丁目
坪単価74.78万円、土地面積264.35㎡
56.93万円231.13㎡
七里ガ浜東5丁目
坪単価49.9万円、土地面積248.46㎡
まとめ
「七里ガ浜」の分譲地情報はいかがでしたでしょうか?!
海を臨む高級住宅地というイメージの七里ガ浜。主に七里ガ浜東のアドレスのほうにいわゆる旧分譲地の名残が多く見られ、その雰囲気からはまさに湘南を代表するビーチリゾートの住宅地の様相を呈しています。
他の旧分譲地と比べても人の入れ替わりが多く、特に年齢層も比較的若い高所得者層の方の戸建て、土地購入が多いように思われます。
七里ガ浜は、湘南の明るくハイセンスなイメージをそのまま体現できる場所なのだとあらためて感じております。
湘南ビーチ不動産では、土地・戸建ての売買仲介も行っています。「七里ガ浜」の詳しい物件情報をご希望の際にはお気軽にお問い合わせください。