テラス由比ガ浜
テラス由比ガ浜 ― 海と街をつなぐレトロな邸宅
江ノ電の車窓から見える波音と、鎌倉の街並みの気配が交わる場所。
「テラス由比ガ浜」は、そんな“海と街の間”に静かに佇むレジデンスです。
1980年竣工という時代背景を感じさせながらも、重厚な造りと控えめなスケール感が、
どこか懐かしく、それでいて上質な鎌倉の暮らしを体現しています。
目の前には国道134号線を挟んで由比ヶ浜の砂浜。
朝には柔らかな光、夕暮れには海に沈む太陽を感じながら、
散歩を日課にできる距離感こそが、この場所の贅沢。
都会的な利便性と、湘南らしい緩やかな時間が共存する、
“海と街の中間点”という立地こそ、テラス由比が浜の真価です。
ロケーションと基本概要
「テラス由比が浜」は、神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目に位置する低層マンション。江ノ島電鉄「由比ヶ浜」駅から徒歩3分、またJR横須賀線「鎌倉」駅からも徒歩17分というアクセス性を備えています。
1980年(昭和55年)に竣工、鉄筋コンクリート(RC)構造、地上3階・地下1階建、総戸数34戸という落ち着いた規模です。施工業者としては戸田建設が手掛けました。
由比ヶ浜の国道134号線沿いという立地から、海が目の前という“オーシャンフロント”には届かないものの、「道路を挟んで砂浜が続く環境」が魅力の物件です。
魅力的な点・住む価値
1. 砂浜との距離感
道路を挟むとはいえ、徒歩3分という距離で砂浜に出られる利便性と、視界・風景の“海近感”を保持できる立地は魅力的です。砂浜がまるで自宅テラスのような、海を生活に取り込む暮らしへの憧れを叶えるポジションにあります。
また、鎌倉花火大会の際は海岸沿いで眺めを楽しめる住戸であれば“観覧席”的な価値が付く可能性もあり、季節風情を取り込む住まいとしての魅力もあります。

2. 規模・佇まい・住環境
34戸という規模は、「大規模集合住宅の圧迫感」が少ないスケールと言え、住戸間の距離感や管理運営も比較的落ち着いた環境を想起させます。
立地的には、由比ヶ浜・長谷・材木座という鎌倉の人気海岸エリアに近く、観光・散策、海水浴・海辺散歩などのアクティビティ要素が暮らしに溶け込む環境です。
3. 公開売買情報(参考例)
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SUUMO上では、3LDK 80.52㎡、西向き、1階:5,980万円 という売出し例が確認されています。
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この住戸は1980年築であるにも関わらず、広さ・立地・海近性を背景に高い資産価値を保とうとしている事例と見ることができます。
ただし、1階という階数が眺望面での制約要因にもなり得ます。紹介記事でも「海は望めない」旨の注意書きが見られます。
注意点・検討視点
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築年数と設備更新:竣工は1980年。建物・外壁・配管・防水・電気設備・サッシなど、リフォーム・メンテナンス履歴が大きく価値を左右します。
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階数・向き:低層建築ゆえ上下階差・向き差の影響が顕著。海側住戸・高層階・正面道路対面などで価格・住感に差が出やすい。
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交通・利便性:由比ヶ浜駅徒歩3分という強みがある一方、鎌倉駅まで徒歩17分という距離をどう捉えるか。普段使いの移動利便性も意識したほうが良い。
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道路の影響:国道134号線沿いで道路の騒音・排ガス・歩行者視線・安全性など、道路との心理的距離感も検討材料。
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海風・塩害・自然リスク:海近ゆえに潮風・塩害、風雨、高潮・津波リスク等を事前確認することが不可欠。
築年を重ねながらも、確かな管理と静謐な佇まいを保つ「テラス由比が浜」。
時の流れを味方につけたこの建物は、
鎌倉という街の空気を吸い込みながら、
ゆるやかに成熟していくヴィンテージマンションの一つといえるでしょう。
2025年10月現在、売却情報もございます。
由比ヶ浜エリアで海と暮らすライフスタイルにご関心のある方は、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
