湘南の海近マンションは資産価値が落ちにくいか？

物件の資産価値は多くの購入希望者や投資家が気にするテーマです。湘南の海近マンションは資産価値が落ちにくいかについては、結論からいうと 条件次第で価値は落ちにくい傾向があるが、必ずしも全てが安定資産になるわけではない ということになるかと思います。

以下に詳しく整理したいと思います。

・立地の希少性
海沿い・海一望・徒歩圏内のマンションは供給が限られており、需要が安定。特に江の島・鎌倉・逗子・葉山などはブランド力もあり人気。

・観光・リゾート需要
東京から1時間前後でアクセスできるため、二拠点居住やセカンドハウス需要が継続。テレワーク普及後はさらに人気が上昇。

・再開発や交通インフラ
小田急線・江ノ電・湘南新宿ラインの利便性や駅前再開発で価値を支えやすい。

・築年数の経過と管理状況
海辺特有の「塩害」で外壁や配管の劣化が早い。管理組合が修繕積立不足だと価値が下がるリスクが大きい。

・オーシャンビューが限定的
「海近」でも、眺望が遮られている物件は将来価値が伸びにくい。

・交通アクセスが弱い立地
駅徒歩圏外やバス便中心のマンションは流通時に買い手が限られる。

・コロナ以降、湘南の海近マンションは価格が上昇。特に江ノ島周辺や鎌倉は都内富裕層・リモートワーカーに人気で、中古相場も堅調。

・一方で「古いリゾートマンション（管理不全・修繕積立不足）」は資産価値が大きく下落している例が散見される。

・二拠点居住やリゾート利用の定着
働き方の多様化が進む限り、湘南海近マンションの需要は持続しやすい。

・相続物件の増加
高齢化により相続売却が増えると供給過多になるエリアもある。その際は「立地・眺望・管理力」で差がつく。

湘南の海近マンションは「希少性×ブランド力×管理状況」がそろえば資産価値が落ちにくい資産。ただし「古い管理不全マンション」や「眺望のない物件」は値下がりリスクがあるため、購入時は管理組合の財政状況・修繕履歴・将来の眺望確保を必ず確認すべきです。

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